こんにちは、こはるです!
皆さん、苦手なものや怖いものは人それぞれあると思います。
高いところが苦手、暗闇が怖い、閉所が無理・・・本当に、さまざまなキッカケから怖いものって生まれるんですよね。
それは小さい時からかもしれないし、トラウマ級の出来事を経験したなら大人になってからという場合もあるかもしれません。
私はというと、重症の爆音恐怖症です。
大きな音が怖い、というつらい気持ちは以前別記事で猛烈に語っています。
そんな私にはもう一つ、とても苦手でとても怖いものがあります。
それが嘔吐。
私は嘔吐恐怖症。これはもう、何度遭遇しても本当に慣れない。
この記事では、今までなかなか口に出せなかった思いを、つらつらとつづっていきたいと思います。
もし、もし同じような気持ちの方がいらっしゃれば、私の心苦しさもちょっと救われるかな。
吐くのが怖い
嘔吐ってとても苦しいですよね。胃のムカつき、あのこみ上げる感じ、逆らえない感じ。
私は吐くのがとっても怖いです。
小さい頃に経験した嘔吐が本当に苦しくて、吐きたくないのに身体がそれに抵抗できない。身体が言うことをきかない。のども鼻も痛い。苦しい。
それが怖くて怖くて仕方ありませんでした。
また、中学校の頃には学校で突然吐いてしまったことがあり、恥ずかしくて苦しくて情けなくて、それも大きなトラウマとなりました。
「つわり」という恐怖
大人になってからというと、妊娠した時に真っ先に不安になったのが「つわり」でした。
知り合いに、一日中吐き続けるほど重症のつわりで入院された方がいらっしゃったので、それがずっと頭にありましたね…。
私の場合は眠気がひどいタイプのつわりだったのですが、やはり気分が悪い日もたくさんありました。妊娠出産は本当に自分の身体が大きく変化しますし、経験したことのないことの連続でしたね…
ちなみに、陣痛時にものすごい吐き気に襲われました。もうめっちゃ必死に耐えました。何だったんだあれは。最後の最後であれはつらいぞ。
胃腸炎になって絶望しかけた
体調不良で嘔吐した経験は誰でもあると思います。特に感染性胃腸炎や嘔吐下痢、お腹の風邪など、幼少期だけでなく大人になってもかかる機会のある病気はたくさんありますよね。
私もこれまでノロウイルスと思われる胃腸炎や胃腸風邪など経験することがありました。本当にね、無理。
もうね、下痢ならまだ許そう。落ち着くまでトイレに座っていようじゃないか。
吐き気、そして嘔吐はね、ダメ。もう勘弁していただきたい。
だって本来と逆のルートやで!?なんで上がってくるんですかね!?ダメなの!!口はごはんを食べるところ!!ヴェーーって出すところじゃない!!(落ち着け)
何度も何度も「これはアカン、吐く」と思ってトイレまで這って行きましたが、でも怖くて吐けないんですよ。必死に耐える。
恐怖のあまり、吐くことをわたしが拒絶している。全身を震わせながら忌々しい吐き気を耐え続けるのです。本当にね、無理。(2回目)
吐かれるのが怖い
自分が吐くのが怖いだけじゃなくて、吐かれるのも怖いです。むしろこっちの方が厳しいかもしれん。
私は嘔吐している人を見るのも怖いんですよ。汚いとかじゃなくて、怖い。
汚いのは汚い、そりゃそうだ。そうじゃなくてね~~~何て言ったらいいんでしょう、吐いているその姿が怖いし、吐いている音も怖いし、吐いている人が出す声も怖いんですよ。
嘔吐処理ができなくて仕事を辞めた
実はむかーしむかし、結婚式場で働いていましてね。それはそれは酔っ払いさんが続出するんですよ。当然吐く人もいるんですよ。
それが無理で仕事を辞めました。
真っ青な顔をして手で口を覆ってトイレへ走っていくおじさんを何度も見ました。
トイレまで間に合わなかったのでしょう、「ロビーが大変なことになっています!!手伝えるスタッフ来て!!」みたいな無線が耳に飛んでくるんですよ。ごめん、手伝えんかった。
婚礼の日は後片付けが地獄でした。好きな仕事だったけど、それだけが耐えられなかった。
介抱できない罪悪感
前述の通り、吐いているその姿が怖いし、吐いている音も怖いし、吐いている人が出す声も怖いので、もし目の前で吐いている人がいてもきっと怖くて私には介抱できません。足がすくんで、きっと駆け寄れない。恐怖で泣き始めると思います。
自分の子どもはだいぶ慣れました。慣れました、というか、やるしかないからね。
でももし夫さんが吐いていても助けられるか不安です。
それくらい怖いんです。子どもたちが涙目になりながら嘔吐している姿も正直耐えられない。かわいそうで苦しそうで。
よくニュースやSNSなどのエピソードで「嘔吐している人を介抱していた」などと耳にすると「勇気があるお優しい方だな…!」と思う一方「私には絶対無理なんだろうな」というとてつもない罪悪感に襲われて、自分が情けなくて情けなくてたまらなくなります。
吐きそうな人や吐いている人を見ると、頭の中に危険を知らせるサイレンのようなものが鳴り始めて、汗が噴き出すんです。
焦って焦って、冷静でいられなくなります。心の中で「ごめんなさい」を繰り返しながら、後ずさりしてしまう。そんな自分に後ろめたさというか、つらいものを感じます。
怖いもんは怖い
だから私は、あまり飲み会なども参加できないのですよね。酒のあるところ、嘔吐の気配あり。
なんでも適度に、がいいと思うんですよね。記憶を失うくらい飲むとか、飲みすぎて吐くとか、もう本当信じられない。すんません。
本当に、吐いている人を見ても手を差し伸べられない時は、罪悪感に襲われます。でも怖いもんは怖いんです。しゃーない。
高所恐怖症の方は高いところが怖い。先端恐怖症の方は尖っているものが怖い。みんな、いろんな怖さを抱えて生きているんだと思います。
私もそう。私は大きな音が怖い。そして、嘔吐が怖い。
恐怖症って、平気な人にはぜんぜん平気なものなので、なかなか理解してもらえません。そこがツライよね。私の爆音恐怖症の記事には、「周囲に理解されなくてつらい」というコメントが多数寄せられています。みんな、同じような苦しみを抱えて生きてるんだ。
私は自分がこういうものを抱えていますが、それを受け入れて、自分と周りを大切にしていきたいと思っています。
同じような方、いるのかな。
もしいらっしゃったら、私もだよ、って声を掛けたいです。
なかなか克服できるようなものではない恐怖症。「こういう人もいるんだよ」というお話でした!
コメント
はじめまして。突然のコメントすみません。すごくすごく共感しました。私は嘔吐恐怖症です。
今日まさに、会社の飲み会後、具合が悪くなった上司を介抱できず、心配で罪悪感でいっぱいで泣いています。
最寄り駅が同じなのですが「大丈夫ですか?」といいつつ内心(この人吐きそうだな、怖い)と思ってしまい、結局逃げるように別れてきてしまいました。あのあと大丈夫だっただろうか、飲みすぎて命を落とすこともあるし、と不安で不安でたまりません。こんなに後悔するのに、どうしても介抱はできません。
克服したいです…。
なこさん、はじめまして。コメントありがとうございます(*^^*)
なこさんもお辛い思いをされているのですね。お気持ちとてもわかります…わたしも同じ状況であれば、きっと罪悪感で泣いてしまうと思います。
状況が状況なので、とても不安になりますよね。なこさんは、とてもお優しい方なのだと思います。どうかご自分を責めすぎないでくださいね。
上司の方のご体調も心配ですね…すぐお加減よくなるといいのですが…。
なかなか克服が難しい恐怖症ですが、なこさんの毎日が心穏やかでありますようお祈りしております。夜も遅いので、ゆっくり休んでくださいね。
コメントありがとうございました。
時間差のコメントで申し訳ありません。
ブログ読ませていただいて、共感することばかりで本当に救われました。
今日、電車内で具合が悪くてしゃがみこんでしまった妊婦さんがいて、どことなく気分が悪そうな雰囲気も察していたのに、怖くて声をかけられなくて、悔しくて悲しくなりました。
恐怖症だからなのか、具合の悪そうな人を見つけるのが比較的早いのに、何もできない罪悪感。。
夫は私が嘔吐恐怖症だと分かってくれているので、責められたりしたことはありませんが、夫の調子が悪いときに背中もさすってあげられない自分が嫌になることもあります。
子供のいる生活に憧れもありますが、つわりや子供のお世話の中で恐怖症が悪化したらどうしようという不安もあり、なかなか踏み出せません。。
毎回罪悪感に苛まれるけれど、本当にどうすることもできなくて、たびたび落ち込んでいたので、このブログに出会えて良かったです。
克服できたら、毎日もっと生きやすくなるんだろうなぁ。。
くのーるさん、はじめまして(*^^*)コメントありがとうございます。
お気持ちとってもわかります。私もくのーるさんと同じ状況にあったとしたら、心配な気持ちとは反対にきっと逃げるように後ずさりしてしまって罪悪感に襲われてしまうと思います。
ご主人様がご理解のある方でよかったですね。でも体調不良の時に思うように支えてあげられないので、つらいですよね…とても分かります;;
付き合っていくのがなかなか難しい恐怖症ですよね。私も何度と苦悩しています…
ブログに来てくださってありがとうございました。くのーるさんの毎日が穏やかなものでありますように(*^-^*)
コメントありがとうございました!
わたしも嘔吐恐怖症です。
気持ち悪くなると心臓がばくばくして、泣きながら怖いと叫びます泣、こんな私が出産してしまい、保育園に通う時期がこわく、今から毎日ネットで感染を防ぐ方法を調べています。こはるさんは、子供からの感染は怖くないのでしょうか?
仕事も変えるのわかります。わたしも教員になりたかったのですが、学生が嘔吐したら何もできないので諦めました。というか今までこの恐怖症のせいで色んなことを諦めてきました、、、治る方法あるといいですね、、、あーこの世に嘔吐という行為がなかったらいいのに涙
みんみんさん、はじめまして!コメントありがとうございます(*^^*)
感染症が流行る時期は怖いですよね…わたしもこの時期になると恐々としています。わたしは危機を感じたらマスクをして、手洗いうがいを徹底するくらいですかね…なかなか対策は難しいので、保育園で何かを貰いませんようにと祈るばかりですね…(笑)
学校の先生ですと子どもたちの生活に密着しますし、この恐怖症がネックになってしまうのすごく分かります…悔しい思いをされましたね;;
克服が難しい恐怖症ですが、みんみんさんの毎日が元気で穏やかなものでありますように!幾分寒くなってきましたので、どうぞご自愛くださいませ。
コメントありがとうございました!(*^^*)